
同じ内容を動画でもご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=qxIAB5PYsDo
今回のテーマはオール電化です。
本当にお得なのかと、光熱費に関するお悩みを解決という形でお話をさせていただこうと思っています。
まずオール電化についてですが、住宅でエネルギー源を全部電気で賄いましょうというもので、例えば代表的なところで言うと料理するためのコンロとかお湯、給湯関係メインのところかなと思います。
一部で床暖房とかガスヒーターなど今はあまりないかもしれませんが、暖房関係っていうところがガスがメインで入っているところかなと思います。これらのキッチン周りと給湯周りというところを電気で賄っていくのがオール電化住宅と言われています。
●メリット
・ガス料金が無くなる (料金を電力に一本化できる)
・安い夜間料金を利用できる(※昼間の電気料金は割高)
・新築時ならガス配管工事が不要なため、その分建設コストが安くなる
・安全性:火を使わないため、炎による火災の危険性が下がる
・調理器具の掃除が楽
・自家発電した電力も使える(太陽光発電機など)
●デメリット
・初期費用が高額
・原燃料費の高騰による電気料金値上がりなどの影響を直接的に受ける
・停電時は全ての電化製品が機能しなくなる
・昼間の電気代が割高になる
・オール電化後はガス併用が困難になる
・IH調理器は調理方法が限定される
・貯湯タンクの設置スペースが必要
●オール電化はお得か?
メリット
・ガス料金が無くなる (料金を電力に一本化できる)
料金を一本化できるので分かりやすいというふうによく言われます。
・安い夜間料金を利用できる(※昼間の電気料金は割高)
安い夜間電力を使用するので基本的には安くなることが多いとも言われています。
・新築時ならガス配管工事が不要なため、その分建設コストが安くなる
建設コストが50万から80万ほど安くなるのが一般的です。
・安全性:火を使わないため、炎による火災の危険性が下がる
・調理器具の掃除が楽
賛否両論あると思いますが、火を使わないため火災リスクが軽減されたり、掃除が楽になったりもします。
・自家発電した電力も使える(太陽光発電機など)
自家発電した電力も使えるので、太陽光パネルを置いてそこで発電した電力を
自分の自宅で使うということもできるというのがオール電化住宅のメリットかなと思います。
デメリット
・初期費用が高額
それに対してデメリットは、初期費用が少し高額になるという点です。
大体コンロや給湯器で約5.5倍から2倍くらい設備の金額は違うかなと思います。
ですので初期費用が少し高額になってきます。
・原燃料費の高騰による電気料金値上がりなどの影響を直接的に受ける
またエネルギーを電力のみに頼るため、原燃料費の高騰による電気料金値上がりなどの影響を直接的に
受けます。3.11があった時なんかは東京電力が壊滅的な打撃を受けてしまっているので、そこから年々
電気料金が上がってきているというのはみなさん知っての通りだと思います。
おそらくですが、資源がなくなってきていて輸入してくる化石燃料の単価なんかも上がってきている
というのが実情で、将来的に考えて電気料金も値上げしていきますので、ここもデメリットの対象に
なってくるかなと思います。
・停電時は全ての電化製品が機能しなくなる
また停電するとほとんどの電化製品が機能しなくなります。
よくオール電化住宅で電気が止まって慌ててガスとカセットコンロを買いに行きましたみたいなのが
ニュースになっていますが、電気のほうが早く復活復旧することがほとんどなのであれはフェイク
ニュースの一つだとは思います。ただそういった点もデメリットと言われている点ではあると思います。
・昼間の電気代が割高になる
あと昼の電気代が割高になります。
・オール電化後はガス併用が困難になる
また、完全にオール電化住宅にしてしまうと、その後ガスに変えようと思っても
前面道路からガス管の引き込みがないので簡単にはガスを使うことができません。
・IH調理器は調理方法が限定される
・貯湯タンクの設置スペースが必要
その他このようなデメリットがあげられます。
オール電化はお得か?
次にオール電化はお得なのでしょうかという質問ですが、一概にオール電化がいいというふうには言えません。
私の個人的な見解ですが、マンションはオール電化ではない方がいいと考えています。
それには今までの経緯があって、2000年代にオール電化のマンションが非常に増えました。その当時はランニングコストが非常に安くて初期投資である程度の金額を払ったとしてもランニングコストが安くなるため月々の生活が良くなりますよという体で良かったのですが、皆さんご存知の2011年の震災から年々電気代が上がってきています。
その中で東京また首都圏のマンション事情がどう変わったかというと、ほとんどのマンションが実はオール電化ではなくなりました。ガスと電気の併用のマンションが多いです。
そういった事も考えていくと、やはりマンションにとってはガスと電気どっちも使っていくっていう方がメリットが大きいのかなと私は考えています。
それとは逆に、例えば少し離れて郊外に出て行ったり、地方都市になってくると、都市ガスがあまり普及してなかったり、大きなお家を建てることができるので太陽光パネルを屋根に取り付けることができます。
十分な太陽光パネルを屋根に取り付けることができると発電量もかなり大きくなるので、太陽光パネルとオール電化の相性は非常に良いです。
最近で言うと蓄電池っていうのも3、4年前くらいからか個人でも手が届くようになってきましたので、そういったものを複合的に合わせていくと、一戸建ての住宅で少し遠方で広い敷地に大きい家を建てられるよみたいな方にはオール電化は非常にオススメなのかなと思ってます。
今回は、オール電化住宅は本当にお得なの?と光熱費に関する疑問についてお話をさせていただきました。
何かご質問、ご相談ありましたら、お気軽にご連絡ください。