都心高級マンションの購入に必要な「総合的視点」とは

不動産の購入は、投資用と実需用(居住目的など)でポイントが異なります。今回は、居住用マンションを購入するときのポイントをいくつかご紹介していきます。

駅からの距離

2020年は、新型コロナウイルスの影響で各業界リモートワークや在宅勤務が導入され、毎日通勤することが必須ではなくなったという人が増えました。そのため、郊外や地方移住など、住む場所の選択肢も広がったようにも思います。

そうは言いつつも、会社や現場に行かなければ業務ができないという方の割合が高いでしょうし、外出自粛期間も通常通りの出社をしていたという方もいるでしょう。結局のところ都心部に住んでいるのであれば、交通手段は電車がメインとなってきます。

駅からマンションまで距離があると、生活していてストレスになりかねません。

都心部のマンションであれば、最寄りの駅から歩いて5分圏内のマンションをご紹介しています。普段の日常生活をシミュレーションした時に、「自宅が駅から近い」というのは生活に便利な要素と言えるでしょう。

ライフステージに適応したサイズ

マンションを購入するにあたり、「広い家」「こだわりのデザイン」といった『理想の形』をお持ちのお客様は多いです。もちろん、これから数年生活する場所ですから、とことん吟味しながら一緒にお手伝いさせていただいています。

しかし、お客様の現在の生活スタイルからかけ離れすぎた間取りや部屋数にこだわりすぎてしまうと、今後のライフステージが変わった時の住み替え(買い替え)、保有不動産の売却時に時間がかかってしまうことが予想されます。

私としては、お客様の今後5年~10年のライフプランと照らし合わせながらマンション探しのお手伝いをさせていただいております。結婚・出産・昇進など、お客様の状況が変わると、住んでいる生活環境も変わるからです。

「どんな理由で家を購入するのか」「環境が変わった場合はどうするのか」など、買うだけではなく、その後のことも含めたご提案をさせていただいています。

また、5~10年が経過したタイミングになると、不動産の価格帯に変化が現れることがあります。購入時の地価相場と比較したり、ライフステージの境目に生活スタイルを見直すなどして、適切なサイズのマンションを検討されることをおすすめしています。

※下記の記事でもお伝えしています。

高田流の見極めポイント

不動産は「価値がいかに下がらないか」が重要です。

駅距離といった「立地的要素」、サイズや間取りといった「物件的要素」など、総合的に価値が下がりにくいマンションをご提案しています

というのも、あまりにもニッチな(お客様の理想形を突き詰めた)物件では、マーケットが存在しない可能性があるのです。このような物件は保有を続けたとしても地価が低く変動したり、買い手がついても転売目的で安値しか見込めないなど、物件の価値を下げることに繋がりかねません。

もちろん、どんな物件も不動産仲介会社に依頼すれば買い手の幅は広がりますが、売却物件として広がれば広がるほど、「なかなか売れない物件」として認知されてしまいます。(いわゆる「出回り物件」)

お客様の購入された不動産の価値を下げないためにも、立地、築年数、戸数、間取り、周辺環境、ライフプランといった総合的視点で物件のご紹介をさせていただいております。

不動産業界に転身

高田 一洋

福井県あわら市出身。金沢大学工学部(機能機械工学科)を卒業後、大手コンサルティング会社を経て、志を実現するために当時取引先のリストグループへ入社。大手不動産会社10数社の内定を断り、リストグループの魅力に惹かれて入社を決意。