この度は、住み替えを検討中の方に、お住み替え方法(大きく3パターン)をご紹介いたします。

大きく分けると住み替えのパターンは下の3つです。

先に売却する「先行売却」

先に購入をする「先行購入」

購入と売却を同時に行う「売却・購入同時」

      

どの住み替えパターンが優れていて、良いというわけではなく、それぞれメリット・デメリットがあり、

お客様のご状況やご希望によっても最適なパターンが変わってきます。

イメージだけでも持っていていただければ、もしお住み替えになった場合の失敗や

損失を防ぐこともできるかと思いますので、参考にしていただければ幸いです。

                 

先に売却する「先行売却」
先行売却後、新居を購入する住み替え方法

売却を先に行ってから購入の検討を始める方法です。

住宅ローンや自動車ローン、カードローンなどの借入が多く残っている方や、

手元にある現金が少ない方に最適なパターンです。そのような場合、いざ購入したい不動産が

見つかったとしても、新たなローンが組めない、資金が足りないといった理由で購入できないことが

ありますので、先に売却をする方がスムーズなケースが多いです。

            

【メリット】

●売却価格が明確で、新居購入時に資金計画が立てやすい

●明確なタイムリミットがないため、余裕をもって売却活動ができる

【デメリット】

●売却後、気に入った新居が見つかるか不安

●一般のお客様への売却になるため、購入物件の引渡し時期との不一致の可能性

●購入先が決定していないので買いかえ特約等を設定できない

             

高田から一言

売却価格が明確になって、しっかりとした資金計画のもと新居を購入したいという慎重派の方に

オススメです! 新居が決まるまで一度賃貸に出る場合もありますが、

安心・安全を重視する方は先行売却が良いです。

          

                

先に購入をする「先行購入」
先行購入後、一般の方向けに売却を行う住み替え方法

新しい不動産を購入してから、所有不動産の売却を進める方法です。

住宅ローンを払い終わっている、もしくは全額返済できるだけの自己資金がある場合や、

ダブルで住宅ローンを組める高所得の方向きです。住み替えのストレスが少ないのが特徴で、

余裕がある方は、この方法を選択することが多いです。

購入した新居に住むことができるので、その後時間をかけて旧居の売却活動をすることも可能です。

          

メリット

●気に入った新居を購入することができる

●引渡し時期が長い物件であれば、ある程度余裕を持って売却活動が可能

デメリット

●買主様の住宅ローンは売却の契約が終わらないと正式承認がおりない

●一般のお客様への売却のため、引渡しのタイミングが合わない可能性がある

●引渡しのタイミングのために、売却代金の調整が必要になる場合もある

●引渡し時期によっては既存ローンと新規ローンのW返済になる

●購入時に売却代金が確定できないので資金計画が不明確

           

高田から一言

次に住む家が決まっているので、精神的には不安なく売却活動ができます。

資金に余裕のある方にはオススメです。住宅ローンが大きく関わってくるケースですので、

詳しいことは不動産会社の方にアドバイスを求めるのが良いです。現在では、一定の期間内で

売却をする前提で、一次取得の方と条件が変わらない住宅ローンも登場しています。

              

            

購入と売却を同時に行う「売却・購入同時型」
先行購入後、不動産会社に買取してもらう住み替え方法

基本は先行購入ですが、ご自宅の売却を一般の方ではなく、不動産会社に売却する方法です。

上記の2パターンでも、売却と購入の決済をほぼ同じタイミングで行うことができれば

同時並行が可能ですが、不動産会社に買ってもらう買取を利用することで、

売却活動の手間、時間、いつ売れるか分からないという不安をから解放されます。 

            

メリット

●引渡しのタイミングを新居と合わせることが可能

●買主が一般のお客様でないため、引渡し後のクレームがない

●売却活動の負担(時間・手間)が軽減される

デメリット

●一般売却に比べ売却価格が安くなることが多い

       

高田から一言

新居も先に決めることができ、売却活動の煩わしさがありません。

一番楽な方法なので、資金に余裕のある人向きです。 売却価格が安くなる可能性がありますが、

不動産市況が良いので、一般の方に販売するような金額で成約になることも増えています。

             

                              

以上が住み替えの方法の流れです。住み替えでは、今の家がいくらで売却できるのかを把握して、

資金計画を立てることが一番のポイントです。

売り手の「売りたい価格」と、買い手の「買いたい価格」は違います。

買い手の「買いたい」で売買契約は成立しますが、売り手の「売りたい」では売買契約が成立しません。

なぜなら、購入してくれる相手がいて、契約になるからです。

   

ここ数年で、住み替えに対して追い風が吹いていますが、

まずはしっかりとした住み替え計画・資金計画・自宅の売却価格などを把握して、

準備をすすめていくことが大切です。さまざまな選択肢がありますので、まずはご相談ください。